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    2022/7/5 09:50
    (5333) 日本ガイシ NAS電池で電力需給調整市場に参入、テクニカル指標に改善の兆し
    日本ガイシは、NAS電池で電力需給調整市場に参入する。電力需給調整市場は2021年4月に開設され、需要と供給を一致させる必要がある電力を調整する。日本ガイシは、自社開発のNAS電池を国内4拠点に設置し、総出力7100キロワット、総容量5万1000キロワット時で運用している。大容量のため長時間の放電ができ、昼間に余った太陽光電力を貯蔵して夜に利用することも可能で、再生可能エネルギー発電の増加に伴い拡大する電力需給ギャップの調整手段としても有効となっている。

    NAS電池は、メガワット級の大容量蓄電池で全世界で200カ所以上、総出力70万キロワット、総容量490万キロワット時が設置されている。電力負荷平準によるピークカットや非常電源用途のほか、再生可能エネルギーの安定化に貢献している。日本ガイシは、独自のエネルギーマネジメントシステム(EMS)を設計し、NAS電池と組み合わせ、エネルギー価値の最大化を図る。

    NAS電池は一時ほど注目されなくなったが、最近の節電要請や、冬場の電力不足に備えて、蓄電市場が復活する可能性がある。テクニカル面でも改善の兆しがあるが、一目均衡表の雲上限に沿った上昇が途切れるようならロスカット。

株式情報更新 (4月29日)


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