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    決算 2020/4/30 20:09
    (9201) 日本航空 20年3月期経常利益は38%減
    日本航空の2020年3月期経常利益は38%減の1025億円となった。

    国際旅客需要は、世界経済の減速で日本発のビジネス需要が減少。欧州線・中国線では競合他社の供給増で需給バランスが悪化。香港線・韓国線では政情不安や日韓関係悪化で需要が減少した。また、2020年1月以降は新型コロナウイルスの影響で各国が入国制限や検疫を強化。中国から始まり、2月までは東アジア、3月以降は欧州や北米を含む全方面で需要が急減した。

    国内旅客需要は、観光とビジネスの双方の需要が堅調も、新型コロナウイルスの影響で2月以降にイベント自粛や大型テーマパークの休園、首都圏での外出自粛要請などで需要が急減した。

    2021年3月期の業績予想は未定としている。直近では国際線の約95%、国内線の約70%の減便を実施している。旅客需要の減少に対し、柔軟な路線・便数の見直しによる燃料費や着陸料といった運航と直接連動する費用の削減に加え、人員配置の見直しや全社的なコストマネジメントの徹底などによる固定費の削減に努めることで、キャッシュフロー管理を徹底する。また、前広に資金調達を最大限実施することで、手元流動性の確保に万全を期す。

    日本航空の株価は29円高の1940円で推移している。

株式情報更新 (4月26日)


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