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    注目銘柄 2018/6/7 13:17
    (6501) 日立製作所 (9433) KDDI KDDIと日立がグローバルIoTで連携。その戦略とは?
    KDDIと日立製作所は、グローバルに事業展開を図る顧客へIoTの通信接続からサービス展開、データ分析まで提供するKDDI「IoT世界基盤」において連携する。

    KDDIは、自動車や産業機械など様々なモノの通信接続において、国ごとに仕様が異なるIoT通信接続をグローバルで共通化するKDDI「IoT世界基盤」を推進している。基盤の核となる「KDDIグローバル通信プラットフォーム」において、各国の通信事業者を繋いだIoT回線管理を実現する重要な機能に日立の技術を採用した。

    また、日立は自ら製造業として培ってきた制御・運用技術とAIビッグデータ解析など、最新デジタル技術のITを融合したIoTプラットフォーム「Lumada」の提供を開始した。「Lumada」はオープンでアダプタブルな特長を持ち、様々なプラットフォームや各種業種向けのアプリケーションとの容易な連携を実現する。

    KDDIと日立は、KDDIのグローバル通信プラットフォームと日立の「Lumada」との連携をさらに強化し、日立の幅広い業容や業績を生かして、顧客のグローバルでのIoT事業の展開を支援する。

    協業の第1弾として、2018年7月から日立産業システムがグローバルに展開する産業用インクジェットプリンターにおいて、グローバル通信プラットフォームを試験導入する。産業用インクジェットプリンターは、食品などの製造ロット番号や消費期限などの印字を行う機器。印字品質の管理や製品の安定稼働のため、遠隔モニタリングの導入を図っているが、グローバルで安定的に導入するためには、通信環境面で課題がある。グローバル通信プラットフォームを活用することにより、データの大容量化にも対応可能となり、高品質な遠隔モニタリングのグローバル展開が見込めるという。

    KDDIと日立は、今後も建設機械や工場の生産設備、エネルギーや交通など社会インフラ分野の設備管理など幅広い分野において基盤活用を検討するなど、IoTの事業展開の加速に取り組む。

株式情報更新 (4月27日)


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