注目銘柄

    注目銘柄 2026/3/11 17:17
    (8411) みずほ FG 6450円台反発、6600円台奪還なら再上昇波動へ
    みずほフィナンシャルグループの3月10日の株価は6451円と前日比275円高、上昇率4.45%の反発となった。2月12日に7960円の高値を付けた後は調整色を強め、3月9日には6176円まで押し戻されたが、今回はその急落局面からの切り返しである。もっとも、ここで早々に本格反転と決めつけるのは危うい。足元は戻りを試す動きに入ったものの、相場の核心は6600円台を取り戻せるかどうかにあり、この壁を超えられるかで景色が変わる。

    日足では5日移動平均線6361.8円を上回った一方、25日移動平均線6990.8円はまだ下回る。つまり短期の地合いは改善したが、中期ではなお調整局面の余韻が残る形だ。一目均衡表でも株価は転換線6573円、基準線6977.5円の下にあり、先行スパン1が6466.7円、先行スパン2が5950円で、現在値は雲上限の直下に位置する。今回の反発は、まさに雲上限の手前まで戻した段階であり、まず6460円台から6570円台を明確に奪還できるかが最初の勝負どころとなる。

    価格帯別出来高を見ると、厚い売買が集中しているのは5600円台後半から6500円台、さらに6600円台後半にかけてだ。足元の株価はその中核ゾーンに差し掛かっており、ここは押し目買いが入りやすい一方で、戻り売りも出やすい主戦場である。週足でも13週移動平均線6608.3円を下回る一方、26週線5860円、52週線4984.3円は大きく上回る。つまり短期は調整、中期は上昇基調維持という二層構造で、今はその分岐点にある。

    業績は強い。2026年3月期予想は経常利益1兆4700億円、最終利益1兆1300億円と過去最高を見込み、日銀の追加利上げによる貸出利ざや改善、協調融資やM&A助言収益の拡大が追い風だ。27年3月期も増益基調が視野に入る。ただし信用買い残は3月6日時点で917万株、売り残は91万株、倍率は10.01倍と重く、上値ではやれやれ売りが出やすい。この需給のしこりが、戻り相場の鈍さにつながっている。

    メインシナリオとしては、6200円台後半から6450円台を支持帯にしながら、まず雲上限の6466円、続いて転換線6573円、13週線6608円の回復を試す展開を想定したい。ここを抜けると7000円台回復が射程に入る。強気シナリオでは、6600円台を明確に奪還し、基準線6977円を上抜ければ、相場は再び上昇波動へ傾き、7300円から7600円台を狙う流れも見えてくる。いまのみずほFGは、最高益銘柄らしい底力を保ちながら、短期調整の霧が晴れる瞬間をうかがっている。

株式情報更新 (3月11日)


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