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    決算 2026/2/9 14:19
    (5803) フジクラ 純利益65%増へ上振れ 光ファイバー好調で最高益更新
    フジクラは2026年3月期通期の連結業績予想を上方修正し、親会社株主に帰属する当期純利益を1500億円とした。前期比では65%増となり、過去最高益を更新する見通しだ。売上高は1兆1430億円、営業利益は1950億円とし、いずれも前回予想を上回った。

    業績を牽引しているのは情報通信事業部門である。生成AIの普及を背景に、データセンター向けの光ファイバーや関連部材の需要が世界的に拡大しており、特に北米市場での伸びが顕著だ。第3四半期累計では同部門の売上高が前年同期比で5割増、営業利益は約9割増と高成長を示した。一方、エレクトロニクスや自動車関連は伸び悩んだが、全体としては高付加価値製品の構成比上昇が収益性を押し上げた。

    2026年3月期第3四半期累計の実績は、売上高8549億円、営業利益1421億円、最終利益1119億円となり、通期計画に対する進捗は極めて高い水準にある。会社側は、営業利益の増加に加え、持分法投資利益の拡大も最終益の押し上げ要因と説明している。

    株主還元についても強化姿勢が鮮明だ。期末配当予想は前回から25円増額し120円とし、年間配当は215円となる見込みだ。配当性向は従来の30%目安から40%程度へ引き上げる方針で、業績拡大の果実を株主に還元する姿勢を明確にしている。

    市場では、AIインフラ投資の中核を担う光ファイバー関連の構造的な成長が続く限り、フジクラの高収益局面は当面維持されるとの見方が多い。今回の上方修正と増配は、その成長ストーリーを裏付ける内容として評価されている。

株式情報更新 (2月12日)


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