中部電力は、米国の小型モジュール炉（SMR）開発企業であるニュースケール・パワーへ出資する。ニュースケール・パワーが開発中のSMRは、米国原子力規制委員会の設計認証を得ており、米国内のSMRの中で最も審査が進んでいる。初号機プロジェクトは、米国エネルギー省から総額13億ドルを超える資金支援を受ける予定で、2029年の運開に向けて進行している。世界10か国以上で導入検討がされており、将来の日本での展開を期待している。

小型モジュール炉（SMR）は、原子炉1基ごとの出力を小さくすることで、原子炉の冷却を容易にし、安全性を高めた原子炉。あらかじめ工場でユニット（モジュール）を製造・組み立て、トラックなどで運搬し建設地で据え付けることで、工期短縮や建設コスト、リスク削減が可能となる。