モダリスの2021年12月期第2四半期(1-6月)の経常利益は▲4.64億円となった(前年は0.29億円)。

自社モデルパイプラインでリードプログラムの「MDL-101」ではサル試験の詳細解析に加え、マウス病態モデルの試験を実施。マウス版MDL-101の投与で機能改善が容量依存的にみられることを確認した。また、製造の専門家を採用し、臨床試験開始に向けた準備を本格化した。

エンジェルマン症候群を対象疾患とする「MDL-206」は、アステラス製薬との共同研究を行っていたが、共同研究期間が満了。モダリスはこの開発権を再取得し、継続して開発する判断を行った。

また、第2四半期には「MDL-201」「MDL-202」でアステラス製薬とCRISPR/Cas9基本特許のサブライセンス契約を締結している。

モダリスの株価は5.37％安の1303円で推移している。