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    決算 2020/5/29 16:16
    (7733) オリンパス 20年3月期営業利益は195.1%増
    オリンパスの2020年3月期営業利益は195.1%増の834億円となった。通期は920億円を計画しており、計画を86億円下回った。内視鏡事業、治療機器事業、科学事業が増益。前年に計上した証券訴訟の損害賠償請求に伴う解決金、映像事業の生産拠点再編、中国生産子会社に対する訴訟での損害賠償金、米国司法省との司法取引契約での費用などがなくなり、大幅に改善した。

    セグメント別では、内視鏡事業の営業利益は21.9%増の1094億円。中国での好調な推移や外科手術用内視鏡システム「ビセラ・エリート2」が堅調に推移した。

    治療機器事業の営業利益は18.2%増の261億円。泌尿器科・耳鼻科向け軟性内視鏡や膵胆管などの治療に使用する内視鏡処置具が好調に推移した。

    科学事業の営業利益は22.9%増の99億円。病院及びライフサイエンス研究向け製品が全地域で好調に推移。工業用内視鏡は航空市場、インフラ市場などで堅調に推移した。


    2021年3月期の業績予想は未定としている。新型コロナウイルスの影響で国内外の経済環境は急速に減速する状況となり、オリンパスの事業活動においても一部制約や遅れが生じているとしている。

    オリンパスの株価は21円高の1871.5円で推移している。

株式情報更新 (4月29日)


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