ゼニス羽田ホールディングスは、2018年6月25日、渦流制御式流出量抑制装置「ボルテックスバルブ」を開発。販売開始に必要な水理実験などが完了し、製品化できたことから、販売を開始すると発表した。

近年、集中豪雨の多発によって降雨量が増加していることから、雨水貯留施設の容量不足が問題となっている。雨水貯留施設の容量縮減や機能向上で貢献する。


【ボルテックスバルブとは】

装置内で自然に渦流を発生させることにより、電力などの動力を全く必要とせずに流量制御を行う装置。装置内を通過する水流は、水位が低い時点では渦流を形成せずに排出。水位が一定の高さを超えると渦流が発生。エアーシャフトを形成し、流出量を抑制する。

ポルテックスパルプを装着することで、雨水貯留施設の容量縮減や貯留機能を向上させることができるとしている。

ボルテックスは、海外で2万基異常が設置されているが、日本では活用実績がほとんど内。浸水被害対策として普及が期待されるとしている。また、中長期的に売上増加に寄与するとしている。