注目銘柄

    注目銘柄 2018/6/21 17:11
    (7774) ジャパン・ティッシュエンジニアリング CAR-T細胞でライセンス契約を締結。名大・信州大が開発したCAR-T細胞製造技術の競争力とは?
    ジャパンティッシュエンジニアリングは、2018年6月21日、名古屋大学・信州大学とCD19陽性の急性リンパ性白血病を対象とする自家CAR-T細胞を用いた治療薬の開発、製造、販売における特許ライセンス契約を締結した。ジャパンティッシュエンジニアリングが持つ再生医療等製品に関する実績と名古屋大学・信州大学の画期的な技術を組み合わせ、治療効果の高い免疫細胞療法であるCAR-T療法の早期実用化を目指す。


    【新たながん治療方法として注目されるCAR-T療法】
    CAR-T療法とは、がんに対する攻撃性を高めたCAR-T細胞を用いて治療する免疫細胞療法。血液から採取したT細胞にCAR遺伝子を導入してCAR-T細胞を作製し、治療薬として使用する。新たながん治療方法として注目されているという。


    【名大・信州大が開発したCAR-T細胞 製造コストの低減が期待】
    名古屋大学・信州大学が共同開発したCAR-T細胞の製造技術は、CAR遺伝子を導入する際に従来の高額なウイルスベクターではなく、天然由来の酵素を用いた安価なベクターを使用。安全性確保のためのウイルス封じ込め施設や設備、ベクター由来のウイルスチェックなどの品質検査が不要で、製造コストの低減が期待できるという。


    なお、契約締結に際し、契約一時金などが発生するため、通期経常利益を2.5億円から▲0.4億円、純利益を1.9億円から▲0.5億円に下方修正した。

株式情報更新 (5月2日)


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