株テーマ:台風関連株 水害復旧の関連銘柄

甚大な被害が出た2018年7月の西日本豪雨による水害被害額は1兆1580億円と過去最大だった。2019年10月の台風19号は過去最大級の勢力で、関東甲信、東北など11都県に大雨特別警報が発令され、記録的な豪雨で土砂災害や川の氾濫が相次いでいる。長野市の千曲川、福島県の阿武隈川、茨城県の久慈川など各地で河川の氾濫が相次ぎ、東京でも二子玉川付近で多摩川が氾濫した。

水害発生時の復旧では、まず排水ポンプが必要になる。鶴見製作所は水中ポンプ専業で、市場シェアは3割。豪雨災害対策用も需要旺盛で増産している。ゲリラ豪雨対策に高圧洗浄機、水中ポンプも注力中で、雨水排水設備の品揃えが豊富。建機レンタルのカナモトは西日本豪雨で需要が急増していた。帝国繊維は防災関連製品が収益の柱になっており、倒壊家屋の梁や柱に含まれる釘などの金属を木材と共に切断可能な救助専用チェーンソや、コンクリート切断用のダイヤモンドチェーンソー、排水ポンプ車、人命救助の第一線で活躍する救助工作車などを手掛けている。

無電柱化で存在感のあるイトーヨーギョーは、マンホールのパイオニアでもあり、集中豪雨でふたの浮上を防止するふた浮上防止マンホールが注目される。水害の復旧と対策は表裏一体であり、公共事業としても注目される。萩原工業は、建築現場を囲うシートやネット、ブルーシート、土のうなどを手掛けている。

台風関連株。近年、日本列島に接近する台風は大型化しており、強風による被害や、高潮、豪雨被害も拡大している。地震と違いあらかじめ気象情報で針路が確認できるため、気象庁が呼びかける「いのちを守る行動」を心がけるのが一番だが、大規模災害の後には建設業界などに特需も発生する。台風は、熱帯低気圧のうち、最大風速がおよそ風速17メートル/秒以上のもの。

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