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    株式分割 2025/11/11 15:38
    (9984) ソフトバンクグループ 1株を4株に分割 投資単位引き下げで株主層拡大へ
    (9984)ソフトバンクグループは11日、2025年12月31日を基準日として1株を4株に分割すると発表した。発行済株式は約14億2796万株から約57億1184万株に増加し、発行可能株式総数も72億株から144億株に引き上げる。効力発生日は2026年1月1日となる。

    同社株は10日時点で終値2万2255円と、年初来安値5835円から約4倍に上昇。投資単位が200万円を超えており、個人投資家を中心に売買単位を下げる要望が強まっていた。株式分割を通じ、投資家層の拡大を狙う。

    資本金の変更はなく、新株予約権の行使価額も比例調整する。また、定款の一部を改定し、発行可能株式数の倍増に対応する。配当については、26年3月期の期末予想を分割後の株式数に合わせて修正する。従来22円としていた期末配当は、分割後換算で5円50銭となるが、実質的な配当水準の変更はない。

    直近では生成AI事業への積極投資や、オープンAIとの新会社設立などが注目を集めており、株価上昇を背景に流動性確保の観点からも分割は市場に好感される可能性が高い。

    1株を4株に分割することで実質的な投資単位が引き下げられ、流動性と個人投資家の参加拡大が見込まれる。AI関連投資による成長期待も高く、株式分割後も中長期での上昇余地は大きいとみられる。

株式情報更新 (11月11日)


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