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2025/10/29 17:37
(6146) ディスコ 26年3月期3Q(10〜12月期)業績予想23%減益 円高が収益圧迫
半導体製造装置大手のディスコ(6146)は29日、2025年10〜12月期(26年3月期第3四半期)の連結純利益が前年同期比23%減の243億円になる見通しだと発表した。円高進行が利益を押し下げる要因となる。一方で、人工知能(AI)向け先端半導体の需要拡大を背景に、高精度なダイシングソーなど製造装置や関連消耗品の販売は引き続き堅調に推移する。
売上高は1%減の925億円、営業利益は16%減の328億円を予想。市場予想(QUICKコンセンサス、278億円)を下回り、慎重な見通しとなった。
同社は四半期ごとに1期先の業績予想を開示する方針を採っており、今回も通期業績や年間配当予想は非開示とした。別途発表資料では、2026年3月期の第3四半期累計(4〜12月期)の売上高を2871億円、営業利益を1117億円、純利益を803億円と予想している
AI半導体やパワー半導体向けの需要拡大を追い風に、出荷額は3091億円を見込むなど、生産能力の高水準を維持する見通し。ただ、足元では為替の円高や一部顧客の投資抑制が響き、利益率の低下が課題となっている。
市場では「AI向け装置の受注は底堅いが、円高の影響が想定より早く業績に反映された」との見方が出ている。
AI関連装置の需要拡大を背景に中長期成長は期待できるが、為替影響と設備投資サイクルの変動が利益を圧迫しており、当面は株価の上値を追いにくい展開だ。円相場の動向や次期(2026年1〜3月期)の受注動向が注目される。
売上高は1%減の925億円、営業利益は16%減の328億円を予想。市場予想(QUICKコンセンサス、278億円)を下回り、慎重な見通しとなった。
同社は四半期ごとに1期先の業績予想を開示する方針を採っており、今回も通期業績や年間配当予想は非開示とした。別途発表資料では、2026年3月期の第3四半期累計(4〜12月期)の売上高を2871億円、営業利益を1117億円、純利益を803億円と予想している
AI半導体やパワー半導体向けの需要拡大を追い風に、出荷額は3091億円を見込むなど、生産能力の高水準を維持する見通し。ただ、足元では為替の円高や一部顧客の投資抑制が響き、利益率の低下が課題となっている。
市場では「AI向け装置の受注は底堅いが、円高の影響が想定より早く業績に反映された」との見方が出ている。
AI関連装置の需要拡大を背景に中長期成長は期待できるが、為替影響と設備投資サイクルの変動が利益を圧迫しており、当面は株価の上値を追いにくい展開だ。円相場の動向や次期(2026年1〜3月期)の受注動向が注目される。

