注目銘柄

    注目銘柄 2025/10/8 08:16
    (9984) ソフトバンクグループ “AI×ロボ革命”に本格始動 20社集約で次の成長エンジン
    (9984)ソフトバンクグループ(SBG)は、グループ内のロボット関連投資を集約する中間持ち株会社「ロボホールディングス」を設立した。SBGが58.7%、傘下のビジョン・ファンド2号が41.3%を出資し、ロボット事業を軸とした新たな成長エンジンを構築する狙いだ。

    同社はこれまで、世界各地のスタートアップに分散していたロボティクス関連の出資先20社をグループ内で統合。AI技術の進化を背景に、ソフトウエア、センサー、通信など各社の技術を横断的に連携させ、事業の効率化と成長加速を図る。ソフトバンクの孫正義会長はかねて「人型ロボットAIの融合が次の産業革命を生む」と語っており、今回の組織再編はその構想の実現に向けた布石といえる。

    2026年3月期第1四半期(2025年4〜6月)の連結決算は、売上高1兆8,203億円(前年同期比7%増)、税引前利益6,899億円と大幅な増益となった。ビジョン・ファンド事業がAI関連銘柄の上昇で黒字転換し、親会社株主に帰属する純利益は4218億円と前年の赤字から黒字に転じた。

    市場では、AIとロボット事業を一体運営することで、SBG株が最高値圏で推移する中、さらに成長期待が高まるとの見方が出ている。同社がAIインフラ投資とロボティクスを両輪とする戦略を明確に打ち出した点は、長期的な株価押上げ要因になると評価したい。

株式情報更新 (10月24日)


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