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    エヌビディア、8〜10月期5割増収見通し
    エヌビディアが27日発表した2025年5~7月期決算は、純利益が前年同期比59%増の264億2200万ドル(約3兆9千億円)となり、四半期として過去最高を更新した。売上高も56%増の467億4300万ドルと市場予想の460億ドルを上回り、AIデータセンター向け需要の強さを改めて示した。

    生成AI開発や大規模クラウド事業者の投資拡大を背景に、同社のGPU需要は旺盛だ。特に新世代Blackwellアーキテクチャ搭載製品が牽引役となっており、次期8~10月期の売上高見通しも540億ドルと予想を上回る水準を提示した。

    しかし株式市場の反応は慎重で、決算発表直後の株価は3~4%下落した。投資家の間では、中国向け輸出規制の影響やAI投資の収益化に時間を要する点が警戒されている。アナリスト予想では2025年10月期通期の売上高は1,930億ドル前後、純利益は1,020億ドル規模に達するとの見方もあり、高成長の持続性が今後の焦点となる。

    旺盛なAI需要が続く中、地政学リスクと過熱感への懸念が株価の重しとなっており、市場はNVIDIAの成長シナリオの実現性を見極めようとしている。

株式情報更新 (8月27日)


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