（7269）スズキのインド二輪子会社であるスズキ・モーターサイクル・インディア社（SMIPL）は、インド・ハリヤナ州カルコダに新たな二輪車工場を建設する。2027年の稼働開始を予定している。新工場は約40万平方メートルの敷地に建設され、初年度の生産能力は年間75万台を見込む。総投資額は約117.4億ルピー（約197億円）とされる 。

SMIPLは2006年の生産開始以来、累計約900万台の二輪車を生産し、インド国内市場のみならず、中南米、日本、欧州などへの輸出も行ってきた。インド国内での二輪車需要の拡大に対応するため、新工場の建設により生産能力の増強を図る。また、新工場では約2,000人の雇用創出が見込まれており、地域経済への貢献も期待されている 。

スズキは、インド政府が推進する「Make in India」政策に沿った取り組みとして、同国での生産体制強化を進めている。新工場では、最新の自動化技術やエネルギー効率の高いシステムを導入し、環境負荷の低減と持続可能な生産体制の構築を目指す。これにより、インド市場での競争力をさらに高め、グローバルな供給体制の強化にもつなげる考えだ。