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    2022/10/3 10:52
    (5201) AGC ワクチン原料のメッセンジャーRNA(mRNA)を2025年に量産
    AGCは、ワクチン原料のメッセンジャーRNA(mRNA)を2025年に量産するために、数百億円の投資を計画していると、報じられている。年間で数百万回から数千万回の接種回数分に相当する原料を生産し、国内での一貫生産体制を構築する。ワクチンの国内生産は安全保障上重要で、(4974)タカラバイオもmRNA原料生産を23年1月にも開始する。米モデルナもmRNAの日本国内での製造を検討している。

    mRNAは、狂犬病感染症予防ワクチンや、インフルエンザ、がんワクチンなどの用途に拡大する可能性が高い。配列さえ分かればどんなタンパク質に対するmRNAも設計可能であるため、広い標的に応用できる。新型コロナウイルスの配列決定からわずか2カ月で臨床試験に入るなど、従来のワクチンでは考えられない開発スピードも魅力となっている。新型コロナに対応するmRNAワクチンは(4568)第一三共のみが開発しているが、複数の企業がmRNA医薬を開発中と見られる。

株式情報更新 (5月2日)


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