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    2022/7/29 10:26
    (6857) アドバンテスト 過去最高益、自社株買い・株式消却も
    4-6月売上は40%増の1359億円、営業利益は71.4%増の447億円、純利益は88.7%増の364億円となった。円安を含めた増収効果に加え、収益性の高い製品の販売比率上昇もあり、いずれも四半期としての過去最高額を更新した。海外売上比率は97.3%で、想定為替を前期の1ドル=109円から124円に見直していた。第2四半期以降は1ドル=130円に見直し、通期売上高は5100億円から5500億円へ、営業利益は1500億円から1700億円へ、当期利益は1125億円から1300億円へ上方修正した。

    スマートフォンやパソコン、テレビなど一部の民生品の最終需要は減退する見通しで半導体にも在庫調整の動きが予想されるが、電動化の進む自動車向けや、産業機器向けなどの半導体は依然として不足感が強い。社会のデジタル化は後退することなく、AI関連の半導体開発は積極的に行われる。データセンター向けやハイエンド・メモリなどハイエンド半導体の高機能化、品質保証強化がテスタ需要を牽引する。テスタ市場は米テラダインとアドバンテストで世界シェアを二分している。

    また9月9日には自社株800万株を消却し、発行済み株式数の5.3%にあたる1000万株、上限500億円の自社株買いを8月1日から12月23日まで実施する。積極的な株主還元も評価されよう。

株式情報更新 (5月4日)


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