ロームの2022年3月期第3四半期(4-12月)の経常利益は191％増の618億円となった。通期は62.3％増の660億円を計画しており、進捗率は93.6％となっている。

主なセグメント別では、LSIの利益は182％増の250億円。自動車向けはADASや電動車向け絶縁ゲートドライバICなどが順調。産業機器向けは市況回復でFA向けなど全体として好調。民生機器向けは白物家電やPC向けなど各種ドライバICなどが堅調に推移した。

半導体素子の利益は74.7％増の246億円。トランジスタ・ダイオード・パワーデバイスは自動車や産業機器、家電向けを中心に好調。発光ダイオードや半導体レーザーは産業機器向けや民生機器受けで増加した。

ロームの株価は2.94％高の9800円で推移している。