ロームは2022年3月期の経常利益を480億円から660億円と37.5％上方修正した。自動車関連や産業機器関連が好調。家電や事務機などの民生機器市場も好調に推移。売上増加による限界利益の増加で増益となる見通し。また、年間配当も150円から160円に増配する。

また、2022年3月期第2四半期(4-9月)の経常利益は220.9％増の378億円となった。

セグメント別では、LSIの利益は291.1％増の145億円。自動車向けはADASや電動車向け絶縁ゲートドライバICなどが順調。産業機器向けは市況回復で好調に推移。民生機器向けは白物家電・PC向けなど各種ドライバICなどが好調に推移した。

半導体素子の利益は101％増の154億円。トランジスタ・ダイオード・パワーデバイスは自動車や産業機器向けを中心に好調。発光ダイオードも産業機器・民生機器向けに増加。半導体レーザーも家電市場向けに増加した。

ロームの株価は2.04％高の10500円で推移している。