3月通期売上を980億円から1000億円、営業利益を27億円から35億円、純利益を3億円から13億円へ上方修正した。第3四半期は5G関連の電子部品材料や
自動車関連が持ち直しているが、営業損益は5億円の赤字となっており、1-3月期に相当な回復を見込んでいる。通期では減収減益だが、酸化チタンの値上げ効果も見込んでいるようで、数量増と相乗効果から、業績モメンタムは上方向へ向いてきた。欧州向けの殺菌剤中心の
農薬販売も寄与する見込み。来期は6月に高純度酸化チタン設備の増設が完了するため、V字型回復の可能性が高まっている。