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2021/1/14 10:43
(4092) 日本化学工業 MLCC原料のチタン酸バリウムの代表的メーカー、2021年春に生産新棟が竣工
日本化学工業もチタン酸バリウムの代表的メーカーで、2019年11月に山口県徳山工場で新生産棟の建設に着手しており、2021年春の竣工を目指している。MLCCは自動車の電装化やEV化により需要が急増し、5G基地局やIoTデバイスでも不可欠な製品となっている。生産法は石原産業と同じシュウ酸塩法で、新棟完成後も需要増に応えるため、段階的な設備増強が出来るようにしており、2018年比で70-80%の生産能力向上を目指している。
現在は福島工場で生産しているが、需要が旺盛なら福島工場も設備拡張の姿勢を示している。市場では次世代ディスプレイ材料として、韓国サムスン電子が同社製のQDインクを採用する思惑があるようだが、サムスンはマイクロLEDの4Kテレビを発表したばかりで、時期尚早かもしれない。
現在は福島工場で生産しているが、需要が旺盛なら福島工場も設備拡張の姿勢を示している。市場では次世代ディスプレイ材料として、韓国サムスン電子が同社製のQDインクを採用する思惑があるようだが、サムスンはマイクロLEDの4Kテレビを発表したばかりで、時期尚早かもしれない。