米マクドナルドが、日本マクドナルドの保有比率を段階的に50%から35%程度に引き下げる方針を示している。米マクドナルドは4-6月の既存店売上高が世界で23.9%低下し、新型
コロナの悪影響が大きい。特に欧州市場ではロックダウンの影響で41.4%減となり、ドライブスルーやテイクアウトへの注力も下支えとなっていない。
ウィッズ・
コロナへの対応で、注文用のタッチスクリーン設置などデジタル化投資も増加しそうで、日本マクドナルド売却で資金を確保する狙いもありそうだ。売却対象はカナダとシンガポール法人の保有株で、米マクドナルドは筆頭株主の座を維持する。