注目銘柄

    注目銘柄 2026/5/28 06:53
    (9984) ソフトバンクグループ 「Roze」構想始動 AIロボがデータセンターを建設する時代へ
    (9984)ソフトバンクグループが、ロボティクス事業を軸とした新会社「Roze(ローゼ)」を設立し、米国上場を視野に入れているとの報道が市場で大きな話題となっている。ReutersやFinancial Timesなど海外主要メディアによると、RozeはAIロボティクスやデータセンター関連資産を束ねる形で構想されており、2026年後半にもNASDAQ上場を目指す可能性が浮上している。想定時価総額は最大1000億ドル規模との観測もあり、実現すれば近年最大級のAI関連IPOとなる可能性がある。

    市場が特に注目しているのは、Rozeが単なる産業ロボット会社ではない点だ。背景には、孫正義会長兼社長が推進する「Physical AIフィジカルAI)」戦略がある。これは、AIが画面の中だけでなく、現実世界で“働く”ことを目指す概念であり、AIロボットが建設・物流・保守などを担う時代を見据えている。

    Rozeは、その中でも「AIデータセンター建設の自動化」を中核事業に据える可能性が高い。AI需要の急拡大を背景に、米国では巨大データセンター建設ラッシュが続いているが、人手不足や電力工事の逼迫、建設コスト高騰が深刻化している。このため、AIによる設計最適化や、自律型施工ロボット、自動配線、保守点検ドローンなどを活用し、“AIAI工場を建設する”構想が現実味を帯び始めている。

    特にデータセンターは、GPUラックや冷却設備、配線工事など構造が規格化されており、通常の建設現場よりロボット化しやすいとされる。実際、米国では建設ロボットやAI施工管理システムの導入が進んでおり、Rozeはその延長線上に位置付けられる。

    また、市場ではABB Roboticsなど世界有数のロボティクス資産をRozeに組み込む可能性も報じられている。これが実現すれば、RozeはAI、電力、建設、ロボティクスを統合した“AIインフラ企業”として急浮上する可能性がある。

    一方で、収益モデルや実際の施工能力はまだ不透明な部分も多く、AI期待先行型IPOとの見方もある。ただ、OpenAIやNVIDIA、Teslaなどが「次のAI市場はPhysical AI」と位置付け始めていることから、市場テーマとしての存在感は急速に高まっている。

    日本市場でも、
    (6954)ファナック
    (6506)安川電機
    (6324)ハーモニック
    (5802)住友電工
    (1812)鹿島
    など、ロボット・電力・建設関連銘柄への思惑波及が始まっており、Roze構想は“AIの次の巨大相場”を占う象徴案件として注目されそうだ。

株式情報更新 (5月28日)


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