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    決算 2026/2/10 15:38
    (4911) 資生堂 最終赤字拡大も構造改革効果が顕在化 26年12月期は黒字回復へ
    (4911)資生堂の2025年12月期連結決算は、売上高が9,699億円(前期比2.1%減)、コア営業利益は445億円(同22.4%増)となった。一方で、営業損益は288億円の赤字、最終損益は406億円の赤字と大幅な最終赤字を計上した。

    主因は米州事業における収益性低下を受けたのれん減損で、約468億円の減損損失を計上した点が重く響いた。

    地域別では、日本事業が売上高2,953億円と底堅く、コア営業利益も390億円へ拡大した。中国・トラベルリテール事業は売上高3,422億円と減収となったが、下期にかけて回復基調がみられた。米州事業は売上高1,066億円と大きく落ち込み、コア営業損失は116億円に拡大している。一方、欧州事業はフレグランス好調を背景に増収増益となった。

    2025年11月時点で公表していた通期予想と比較すると、実績は売上高・コア営業利益ともに上振れた。特にコア営業利益は構造改革効果とコストマネジメントが奏功し、予想を約80億円上回った点は注目される。

    2026年12月期の会社計画では、売上高9,900億円、コア営業利益690億円、最終利益420億円を見込む。コア営業利益率は7%まで回復する計画で、米州事業の立て直しと構造改革効果の定着が前提となる。また、年間配当は60円へ増配する方針を示しており、DOEは3.9%まで上昇する見通しだ。

    市場では、減損による一過性の最終赤字よりも、コア営業利益の改善と来期の黒字回復見通しをどう評価するかが焦点となる。特に米州事業の再建進捗が、株価の戻り局面を左右する展開となりそうだ。

株式情報更新 (2月10日)


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