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(8306) 三菱UFJフィナンシャル・グループ 日銀利上げ見通しで銀行株に追い風、収益基盤はさらに厚み
三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)は2026年3月期、純利益を前期比7%増の2兆円とし、2年連続で過去最高益の更新を目指す。業務純益も38%増の2兆2000億円を見込む。日銀のマイナス金利政策解除後も金利上昇局面が続くとの見方が強く、国内外の利ざや拡大が追い風となる。
2025年3月期は、海外貸出の拡大や市場部門の好調を背景に、純利益が1兆8629億円と過去最高を記録。ROE(自己資本利益率)は9.9%に達し、中長期目標の「9〜10%」を達成した。これを受けて経営陣は新たに「東証基準で12%程度」を目標に掲げ、さらなる資本効率の改善を進める方針だ。
財務面では健全性が高く、連結自己資本比率は十分な水準を維持。株主還元も積極的で、1株配当は前期の64円から今期は70円へ増配を予定する。総還元性向も引き上げる見通しで、自己株取得も継続する可能性が高い。
市場では「日銀の段階的な利上げが進めば、メガバンクの収益環境はさらに改善する」との声が多く、押し目買いを狙う投資家も増えている。金利上昇局面に強い銀行株の代表格として、中長期の成長期待は依然として高い。
2025年3月期は、海外貸出の拡大や市場部門の好調を背景に、純利益が1兆8629億円と過去最高を記録。ROE(自己資本利益率)は9.9%に達し、中長期目標の「9〜10%」を達成した。これを受けて経営陣は新たに「東証基準で12%程度」を目標に掲げ、さらなる資本効率の改善を進める方針だ。
財務面では健全性が高く、連結自己資本比率は十分な水準を維持。株主還元も積極的で、1株配当は前期の64円から今期は70円へ増配を予定する。総還元性向も引き上げる見通しで、自己株取得も継続する可能性が高い。
市場では「日銀の段階的な利上げが進めば、メガバンクの収益環境はさらに改善する」との声が多く、押し目買いを狙う投資家も増えている。金利上昇局面に強い銀行株の代表格として、中長期の成長期待は依然として高い。