注目銘柄

(7269) スズキ 生産体制の大幅強化で世界戦略SUVを支える
(7269)スズキは、インド北部ハリヤナ州に国内4カ所目となる生産拠点を稼働させ、インドでの四輪車(EVを含む)生産能力を年間260万台に引き上げた。新工場は将来的な拡張を前提としており、グループ全体では2030年度までに400万台体制をめざす。世界最大の新興国市場での供給力強化が、同社の成長戦略の中核を担う。
スズキはこの生産拡大を背景に、EV戦略車「eビターラ」を世界市場に投入する方針を明確にしている。eビターラはSUV市場での競争力を高める狙いがあり、日本や欧州を含む100カ国以上へ輸出する計画だ。SUV需要の拡大を追い風に、インドを基盤としたグローバル供給体制を構築する。
ただし、供給網にはリスクも存在する。希土類材料の制約により、2025年度前半の生産台数は当初計画を下回る見通しとなった。もっとも、下期には増産を図り、通期生産計画の達成を目指す姿勢を崩していない。
2026年3月期の予想は、売上高6兆1,000億円、営業利益5,000億円と堅調な見通しを維持している。一方で、2025年度第1四半期は売上高が前年同期比4%減の1兆3,978億円、営業利益は10%減の1,421億円とやや減速感が出ている。
スズキはこの生産拡大を背景に、EV戦略車「eビターラ」を世界市場に投入する方針を明確にしている。eビターラはSUV市場での競争力を高める狙いがあり、日本や欧州を含む100カ国以上へ輸出する計画だ。SUV需要の拡大を追い風に、インドを基盤としたグローバル供給体制を構築する。
ただし、供給網にはリスクも存在する。希土類材料の制約により、2025年度前半の生産台数は当初計画を下回る見通しとなった。もっとも、下期には増産を図り、通期生産計画の達成を目指す姿勢を崩していない。
2026年3月期の予想は、売上高6兆1,000億円、営業利益5,000億円と堅調な見通しを維持している。一方で、2025年度第1四半期は売上高が前年同期比4%減の1兆3,978億円、営業利益は10%減の1,421億円とやや減速感が出ている。