注目銘柄

    注目銘柄 2021/12/9 10:51
    (4188) 三菱ケミカルグループ メディカゴは、新型コロナワクチン(MT-2766)の最終治験の中間解析で、オミクロン株を除く変異株に対する有効性は71%
    三菱ケミカル傘下の田辺三菱製薬子会社のカナダ・メディカゴは、開発中の植物由来の新型コロナワクチン(MT-2766)の最終治験の中間解析で、オミクロン株を除く変異株に対する有効性は71%だったと発表した。グラクソ・スミスクラインのパンデミックアジュバントを併用するため、両社共同で発表した。メディカゴは、2万4000人以上の治験参加者を対象にした最終段階の治験の投与を終えている。安全性については、MT-2766投与に関連する重篤な副反応は見られず、軽度の発熱の頻度は、2回目の接種後でも10%未満だった。

    メディカゴのVLP(ウイルス様粒子)ワクチンは、遺伝子情報を持たず、安全性が高いとされている。VLPはウイルスと同様の外部構造を持ち、生育の早いタバコ属の植物を使用した製造技術で短期間に大量生産できるという。カナダ、米国、英国、ブラジル、欧州、南米の約10か国で第2/3相試験が実施されている。2021年10月から日本国内臨床試験を始め、2022年3月にも承認申請する見通し。ワクチンは冷蔵(2~8度)での保存・流通が可能とされている。

株式情報更新 (4月28日)


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