SiC(炭化ケイ素)を用いたパワー
半導体中心に3年間で2400億円を投じる計画だが、
SiCの増産投資に600億円を振り向けるようだ。
SiCはこれからパワー
半導体の主流となる見込みで、足元のロームの売上高は100億円程度だが、EV用にシリコン
半導体と置き換えた場合、バッテリー重量を1割程度削減し、航続距離を伸ばす効果が見込める。
現在は6インチウェハーだが、8インチへ大型化すれば、歩留まりが向上し、採算も良くなるため、今後数年は利益貢献が右肩上がりになる。投資タイミングが悪くロスカットとなったが、トレンドラインの下値支持線では踏み止まったようで、もう一度押し目買いスタンスをとりたい。