9602 東宝
2025年10月17日 株価 | |||
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始値
9,336円
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高値
9,356円
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安値
8,900円
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終値
8,904円
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出来高
1,871,300株
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オシレータ分析 | トレンド分析 | 予想レンジ | |
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予想高値
9,200円
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予想安値
8,600円
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オシレータ分析

オシレータ系指標は、相場の強弱動向を表した指標で、日々の市場の値動きから、株価の水準とは無関係に売り・買いを探ります。
売買シグナルは 内にまたはで表示されます。
RSI | 9日 34.56 | RCI |
9日 -56.67 13日 -0.55 |
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ボリンジャーバンド |
+2σ 10009.38 -2σ 9088.03 |
ストキャススロー |
S%D 70.66 %D 50.18 |
ストキャスファースト |
%K 0 %D 50.18 |
ボリュームレシオ | 14日 34.03 |
移動平均乖離率 | 25日 -6.81 | サイコロジカル | 12日 50 |
トレンド分析

トレンド系指標は、相場の方向性・強さを判断する指標で、中長期の分析・予測に使われます。トレンド転換時は内にまたはで表示されます。現在のトレンドはまたはで表示されます。
DMI | MACD | ゴールデンクロス | |||
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5日移動平均(位置) | 5日移動平均(向き) | 25日移動平均(位置) | |||
25日移動平均(向き) | パラボリック |
チャート分析

酒田五法や一目均衡表などローソク足変化シグナル(当日示現のみ)は、内にまたはで表示されます。独自のHAL指数で高値圏、安値圏を判定し、実戦的なシグナルです。
十字足 | はらみ十字 | 上ひげ・下ひげ |
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出会い線 | 三点童子 | 三点童子(安値・高値) |
包み足 | 赤三兵・黒三兵 | 並び赤・並び黒 |
明けの明星・宵の明星 | 三役好転・三役逆転 | 雲上抜け・下抜け |
転換線上抜け・下抜け | 遅行線上抜け・下抜け | 五陽連・五陰連 |
9602 東宝の投資戦略
9602 東宝の株価は、オシレーター系指標では中立圏で推移しています。トレンド系指標は下降トレンド継続中で、戻り売りゾーンです。オシレータ系指標は「買われ過ぎ」、「売られ過ぎ」を示すテクニカル指標の総称です。一定の範囲で動くため振り子系指標とも呼ばれます。RSIやストキャスティクスが代表的です。トレンドフォロー系指標は、株価が上がり続けると指標も上がり、下がり続けると指標も下がるタイプです。移動平均やMACDが代表的です。
9602 東宝のテクニカル売買シグナル
株式売買シグナルが点灯しています。このページ下部のオシレーター分析、トレンド分析、チャート分析でご確認ください。オシレーター分析、チャート分析では変化点をキャッチした日に売り買いサインが点灯、トレンド分析では現在の方向を矢印で示します。
9602 東宝の関連ニュース
セグメント別では、映画事業が売上1,037億円(同24%増)、営業利益231億円(同13%増)と牽引。IP・アニメ事業も「呪術廻戦」「ハイキュー!!」など配信・ライセンス収入が堅調で、海外売上比率は37%に拡大した。不動産事業も堅調で営業利益は105億円(同18%増)を計上した。
通期業績予想は営業収入を3,000億円→3,600億円、営業利益を570億円→650億円へ上方修正した。映画事業の上振れに加え、演劇・不動産の好調が寄与し、最終利益は475億円(前期比9%増)を見込む。
株主還元では、年間配当を85円(中間42.5円、期末42.5円)とし、連結配当性向35%以上を維持。加えて、10月16日〜11月13日を買付期間とする自己株式公開買付(TOB)を実施する。買付上限は200万株(発行済の1.18%)、総額175億円、1株当たり8,782円で、主要株主エイチ・ツー・オーリテイリングから170万株の応募を予定する。資金は全額自己資金で賄い、取得後の財務安全性も十分に確保できるとしている。
東宝グループは、映画・アニメ事業の海外展開を加速し、2026年以降に「キングダム」「ブルーロック」「ゴジラ新作」など大型作品を投入予定。戦略的な資本政策を進め、ROE・EPS向上を目指す構えだ。
映画・アニメ分野のIP展開力は盤石で、安定した不動産収益も下支えする。一方で、2025年の興行収入がピーク水準に近く、株価はすでに上方修正を織り込む水準。自己株TOB価格(8,782円)は市場価格に対し約10%ディスカウントで、株価下支え効果は限定的とみられる。短期的には利益確定優先、長期では安定成長銘柄として中立評価が妥当だ。
この2作品のヒットにより、東宝の映画興行事業は収益拡大を続けている。足元の決算では全体としては減収減益となったものの、映画興行の営業利益は増益を確保している。特にアニメ・IP事業は収益基盤が拡大しており、映像関連のマルチ展開が寄与した。さらに、不動産事業の利益増加も安定収益の支えとなっている。
通期見通しでは、親会社株主に帰属する当期純利益を従来予想の375億円から435億円へと上方修正した。映画館入場者数の増加に加え、関連グッズや配信展開など二次的な収益機会も広がっている。財務体質は自己資本比率70%超と健全で、成長投資と株主還元の両立が可能な水準にある。
東宝は長期的に、劇場公開から配信・商品化までを一体運営する「垂直統合型モデル」を強化しており、鬼滅の刃や国宝といった大型作品の成功が業績に直結する体制を確立している。今後も続編や新作IPの投入が予定されており、好調な映画収入が今期の利益成長を下支えする見通しだ。
映画事業の営業収入は1582億円(同16.1%増)、営業利益は413億円(同39.3%増)と大幅増となった。「名探偵コナン 100万ドルの五稜星」が大ヒットしたほか、「キングダム 大将軍の帰還」「ラストマイル」などがヒット。また、「ゴジラ-1.0」の国内外における配信権収入やテレビ放映権収入も業績に寄与した。
演劇事業の営業収入は162億円(同12.0%増)、営業利益は25億円(同12.3%増)だった。帝国劇場での「舞台『千と千尋の神隠し』」「Endless SHOCK」などが全席完売となり、ロンドン公演も大盛況だった。
不動産事業の営業収入は586億円(同14.1%増)となったが、営業利益は132億円(同2.5%減)と減益だった。大規模修繕費など一時的な費用の増加が影響した。
通期の連結業績予想は据え置かれ、営業収入2970億円(前期比4.8%増)、営業利益620億円(同4.6%増)、経常利益600億円(同4.8%減)、親会社株主に帰属する当期純利益400億円(同11.7%減)を見込んでいる。
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東映も2025年3月期の連結経常利益予想を当初の277億円から347億円に25.3%上方修正した。これは主にアニメ関連事業の好調によるものだ。国内外の配信権販売・版権事業が期初の見込みを上回って推移している。
両社の好調な業績の背景には、映画やアニメなどの映像コンテンツに対する需要の高まりがある。特に海外での日本のアニメ人気が高まっており、配信権販売や版権事業が伸びている。