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    エヌビディアAI半導体売上高2027年末までに1兆ドル超へ拡大 GTC2026で強気見通し示す
    半導体大手エヌビディア(NVDA)は16日、カリフォルニア州サンノゼで開催中の年次開発者会議「GTC2026」において、AI半導体「ブラックウェル」と次世代チップ「ヴェラ・ルービン」の売上高が2027年末までに少なくとも1兆ドル(約159兆円)に達するとの見通しを示した。ジェンスン・フアン最高経営責任者(CEO)は「これを超えるコンピューティング需要が生まれることは確実だ」と述べ、強気の姿勢を鮮明にした。

    同社はこれまで、2026年末までに5000億ドルの受注を見込んでいた。フアン氏によると、AIが学習フェーズから推論・エージェントAIへと移行したことが需要拡大の主因で、「推論の変曲点が到来した」と強調した。

    GTCでは製品発表も相次いだ。昨年12月に200億ドルで買収したAI新興企業グロックの技術を基盤とする「NVIDIA Groq 3 LPU(言語処理ユニット)」を初披露し、第3四半期の出荷を予定。さらに、エージェントAI向けに最適化したArmベースのCPU「Vera CPU」も発表した。従来型CPUと比較して効率が2倍、処理速度が50%高速とされ、インテルが先駆けたCPU市場への本格参入となる。フアン氏はCPU事業が数十億ドル規模になることは「確実」とした。

    市場では2026年2月、今四半期の売上高が前年同期比約77%増の約780億ドルに達するとの見通しが示されており、11四半期連続で55%超の増収が続いている。

    米株式市場でエヌビディア株は発表を受けて一時4.8%上昇したが、その後上げ幅を縮小し、1.6%高で引けた。市場では1兆ドルという見通しをおおむね好感しながらも、すでに高い期待が株価に織り込まれているとの見方も根強く、上値は限定的となった。時価総額は現在4兆5000億ドル前後で推移している。

株式情報更新 (3月22日)


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