注目銘柄
2026/3/13 17:42
(5803) フジクラ AI光ファイバ増産を好感、27000円台固めなら高値更新へ
フジクラ株は26520円と前日比3.19%高となった。今回の上昇を支えたのは、光ファイバ・光ケーブルの生産能力増強方針を決め、日本と米国で合計最大3000億円を順次投じると発表したことだ。会社は千葉県佐倉事業所の新工場とあわせ、光ファイバと光ケーブルの生産能力をそれぞれ現状の最大3倍に引き上げることを目指すとしている。生成AIデータセンター向け需要の拡大と、米国AIインフラ強化の流れを正面から取り込む投資であり、市場がこの材料を強く評価したのは自然だ。
3月11日時点では、2万2500円から2万4000円台を支持帯に下値を固め、基準線と転換線を回復できるかが焦点だった。その後、株価はこの想定通りに切り返し、2万5000円台を突破、2万7000円台を視野に入れる水準まで戻してきた。今回の日米合計最大3000億円の増産投資方針は、この上昇が単なる期待先行ではなく、能力増強を伴う成長シナリオへ進んだことを示している。
この銘柄は、単なる電線株ではなく、AI通信インフラの中核を担う光ファイバ銘柄として認知されている。3月には国内データセンター向け最多心数となる4000心SWR/WTCの製品化も公表しており、需要拡大への備えと製品競争力の両面で前へ進んでいる。今回の増産投資は、その成長物語を一段と鮮明にした。
チャートでは、短期の焦点は27000円台を自分の値段にできるかにある。日足では2月後半から3月初めにかけて急騰し、その後はいったん利食いをこなしながらも高値圏を維持してきた。直近は25000円台前半で押し目買いが入り、再び26000円台へ戻している。価格帯別出来高を見ると、厚い売買が積み上がっているのは17000円台後半から19000円台、さらに25000円台後半から27000円台にかけてで、いまの株価は上の主戦場に差しかかっている。つまり、ここを抜ければ上値は軽くなる一方、ここで止まると短期の戻り売りも出やすい。
一目均衡表でも大勢はなお強い。日足では株価は雲を大きく上回り、調整を入れても雲上の強気基調は崩れていない。週足でも雲を上に放れたままで、上昇トレンドそのものは生きている。もっとも、3月上旬の高値圏では上ヒゲも出ており、一本調子ではない。勢いの強い相場だけに、上昇と調整を交互に繰り返しながら上値を試す展開を想定するのが自然だ。
業績面の裏付けも極めて強い。2026年3月期予想は売上高1兆1430億円、営業利益1950億円、経常利益2040億円、最終利益1500億円で、2027年3月期予想は売上高1兆3250億円、営業利益2630億円、経常利益2800億円、最終利益2000億円まで伸びる見通しだ。AIデータセンター向け需要が広がるなか、増産投資は単なるテーマ先行ではなく、中期の利益成長を伴う。会社側も今回の投資方針によって今期業績予想は変更しないとしており、まずは需要を見ながら段階的に能力を積み上げる構えだ。
一方で、需給に軽さがあるわけではない。信用買い残はなお高水準で、短期筋の利食い売りが出ると値幅は大きくなりやすい。ただ、昨年秋のような信用倍率1倍前後の極端な踏み上げ局面とは異なり、足元では売り残もある程度残っている。高値圏でも値崩れせずにこなせれば、上を買い戻す力も残る。
メインシナリオとしては、25000円台前半から26000円台を支持帯にしながら、まず27000円台の定着を試す展開を想定したい。ここを固めることができれば、次のターゲットは年初来高値圏となる。強気シナリオでは、AIデータセンター向け増産投資が改めて評価され、需給面でも高値もみ合いをこなせれば、29000円台の高値更新から30000円台乗せを視野に入れる流れが見えてくる。
いまのフジクラ株は、AI関連の人気株というだけではなく、増産投資で成長の輪郭を具体化し始めた局面にある。短期の値動きは荒くても、相場の本質は強い。27000円台を固められるかどうかが、次の景色を決める。
3月11日時点では、2万2500円から2万4000円台を支持帯に下値を固め、基準線と転換線を回復できるかが焦点だった。その後、株価はこの想定通りに切り返し、2万5000円台を突破、2万7000円台を視野に入れる水準まで戻してきた。今回の日米合計最大3000億円の増産投資方針は、この上昇が単なる期待先行ではなく、能力増強を伴う成長シナリオへ進んだことを示している。
この銘柄は、単なる電線株ではなく、AI通信インフラの中核を担う光ファイバ銘柄として認知されている。3月には国内データセンター向け最多心数となる4000心SWR/WTCの製品化も公表しており、需要拡大への備えと製品競争力の両面で前へ進んでいる。今回の増産投資は、その成長物語を一段と鮮明にした。
チャートでは、短期の焦点は27000円台を自分の値段にできるかにある。日足では2月後半から3月初めにかけて急騰し、その後はいったん利食いをこなしながらも高値圏を維持してきた。直近は25000円台前半で押し目買いが入り、再び26000円台へ戻している。価格帯別出来高を見ると、厚い売買が積み上がっているのは17000円台後半から19000円台、さらに25000円台後半から27000円台にかけてで、いまの株価は上の主戦場に差しかかっている。つまり、ここを抜ければ上値は軽くなる一方、ここで止まると短期の戻り売りも出やすい。
一目均衡表でも大勢はなお強い。日足では株価は雲を大きく上回り、調整を入れても雲上の強気基調は崩れていない。週足でも雲を上に放れたままで、上昇トレンドそのものは生きている。もっとも、3月上旬の高値圏では上ヒゲも出ており、一本調子ではない。勢いの強い相場だけに、上昇と調整を交互に繰り返しながら上値を試す展開を想定するのが自然だ。
業績面の裏付けも極めて強い。2026年3月期予想は売上高1兆1430億円、営業利益1950億円、経常利益2040億円、最終利益1500億円で、2027年3月期予想は売上高1兆3250億円、営業利益2630億円、経常利益2800億円、最終利益2000億円まで伸びる見通しだ。AIデータセンター向け需要が広がるなか、増産投資は単なるテーマ先行ではなく、中期の利益成長を伴う。会社側も今回の投資方針によって今期業績予想は変更しないとしており、まずは需要を見ながら段階的に能力を積み上げる構えだ。
一方で、需給に軽さがあるわけではない。信用買い残はなお高水準で、短期筋の利食い売りが出ると値幅は大きくなりやすい。ただ、昨年秋のような信用倍率1倍前後の極端な踏み上げ局面とは異なり、足元では売り残もある程度残っている。高値圏でも値崩れせずにこなせれば、上を買い戻す力も残る。
メインシナリオとしては、25000円台前半から26000円台を支持帯にしながら、まず27000円台の定着を試す展開を想定したい。ここを固めることができれば、次のターゲットは年初来高値圏となる。強気シナリオでは、AIデータセンター向け増産投資が改めて評価され、需給面でも高値もみ合いをこなせれば、29000円台の高値更新から30000円台乗せを視野に入れる流れが見えてくる。
いまのフジクラ株は、AI関連の人気株というだけではなく、増産投資で成長の輪郭を具体化し始めた局面にある。短期の値動きは荒くても、相場の本質は強い。27000円台を固められるかどうかが、次の景色を決める。

