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    決算 2026/2/3 15:36
    (5802) 住友電気工業 26年3月期営業利益3750億円へ上方修正 データセンターと自動車が想定超え
    (5802)住友電気工業は2026年3月期第3四半期決算と同時に、通期の連結業績予想を上方修正した。売上高は4兆9000億円、営業利益は3750億円(従来3400億円)、最終損益は3200億円(従来2300億円)を見込む。営業利益は前期比16.9%増、最終利益は同65.1%増と大幅な伸びとなる。

    第3四半期累計(2025年4~12月)の実績は、売上高3兆6868億円、営業利益2710億円、最終利益1772億円だった。生成AI関連投資を背景としたデータセンター向け光デバイス・光配線の需要拡大に加え、自動車向けワイヤーハーネスの堅調な需要、生産性改善や価格転嫁が利益を押し上げた。

    事業別では、情報通信関連事業がデータセンター向け製品の高採算化により大幅増益となった。自動車関連事業も為替効果と生産効率改善が寄与し、収益性が改善している。環境エネルギー分野では電力ケーブルや受変電設備が安定推移し、全体の下支えとなった。

    通期予想の最終利益を大きく押し上げている要因として、連結子会社だった住友電設の株式譲渡に伴う特別利益の計上がある。会社側は、これによる一時的な利益増加を織り込んだうえで業績予想を修正したとしている。一方、期末配当については据え置き方針を維持し、通常の事業利益をベースに判断する姿勢を示した。

    市場では、業績の上振れに加え、データセンター投資と自動車電動化という中長期テーマの両立が評価されやすい局面と受け止められている。特別利益を除いた実力ベースでも営業利益率は改善傾向にあり、来期以降の収益基盤強化につながるかが焦点となる。株価は短期的な材料出尽くしに注意が必要だが、中期視点では業績トレンドの持続性が評価ポイントとなりそうだ。

株式情報更新 (2月6日)


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