注目銘柄

    注目銘柄 2025/8/19 08:42
    (9984) ソフトバンクグループ オープンAI自社株売却検討、ソフトバンクGの評価に影響か
    米オープンAIの社員らが、(9984)ソフトバンクグループやスライブ・キャピタルなどの投資家に対し、60億ドル相当の自社株売却を検討している。売却対象は現役社員のみならず退職済みの元社員も含まれており、株式譲渡はセカンダリー取引として行われる見通しだ。

    売却が実現した場合、オープンAIの企業価値は現行の3,000億ドルから一気に5,000億ドルへ上昇する見込みだ。これは、未上場グローバルスタートアップの中でも突出した水準であり、トヨタ自動車の時価総額を大きく凌駕する規模となる。

    企業価値の算定方法は、今回のような株式譲渡取引における投資家間の合意額がベースとなり、従来の資金調達や売上高予測、成長性など事業評価も加味される。2024年のオープンAIの売上高は37億ドル、2025年には116億ドルと急拡大が予測されている。最新技術の投入や成長性が高い事業領域も評価額の上昇要因とされている。

    ソフトバンクグループは2025年4月時点で最大400億ドルの出資を実施し、オープンAIの資金調達額は83億ドル、評価額は3,000億ドルに到達した。直近の自社株売却検討によって、評価額はさらに7割増を見込む。ソフトバンクGは今後もAI分野への積極投資姿勢を示しており、オープンAIの価値向上とともに同社のAI戦略への期待も膨らんでいる。

株式情報更新 (8月18日)


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