注目銘柄

(4208) UBE 大規模投資で高機能材料に転換 EV・半導体向け強化
(4208)UBEは、事業構造の抜本的な改革に乗り出している。従来の中核であった化学繊維の原料やアンモニアなど汎用品の量産を段階的に縮小し、半導体や電気自動車(EV)産業向けの高機能製品の拡充に軸足を移す。これにより利益率の高い事業ポートフォリオへの転換を図る。
同社は2030年度までの6年間で、設備投資と研究開発を合わせて約5450億円を投じる方針だ。内訳は、成長分野を中心とした設備投資・投融資に約4600億円、研究開発には約850億円を計上。EV向けの電池材料や半導体プロセス用化学品、環境対応型の高機能樹脂などの分野を重点対象とする。
特に、絶縁体や熱伝導材料といった高付加価値品の市場は成長が著しく、UBEは差別化された素材開発力を活かして、顧客ニーズの先取りを目指す。また、二酸化炭素排出量削減に資する製品の開発も進め、サステナブル経営との両立を図る。
26年3月期連結業績予想は、売上高4,900億円、営業利益250億円、経常利益375億円、最終利益275億円と、前期の赤字からの黒字転換ならびにV字回復を明確に掲げている。前期比では営業利益が38.5%増、経常利益は67.6%増、最終利益は黒字転換とインパクトある回復となる見通しだ。
収益力向上の主因は、半導体・EV向け高機能材料分野の拡大に加え、コスト構造改革の効果も反映されている。祖業である一般化学品事業の再編を進める一方、成長領域での積極投資を継続。30年度までに投資予定の5,450億円も順調に進捗し、高収益型ビジネスモデルへの転換が進む。
同社は2030年度までの6年間で、設備投資と研究開発を合わせて約5450億円を投じる方針だ。内訳は、成長分野を中心とした設備投資・投融資に約4600億円、研究開発には約850億円を計上。EV向けの電池材料や半導体プロセス用化学品、環境対応型の高機能樹脂などの分野を重点対象とする。
特に、絶縁体や熱伝導材料といった高付加価値品の市場は成長が著しく、UBEは差別化された素材開発力を活かして、顧客ニーズの先取りを目指す。また、二酸化炭素排出量削減に資する製品の開発も進め、サステナブル経営との両立を図る。
26年3月期連結業績予想は、売上高4,900億円、営業利益250億円、経常利益375億円、最終利益275億円と、前期の赤字からの黒字転換ならびにV字回復を明確に掲げている。前期比では営業利益が38.5%増、経常利益は67.6%増、最終利益は黒字転換とインパクトある回復となる見通しだ。
収益力向上の主因は、半導体・EV向け高機能材料分野の拡大に加え、コスト構造改革の効果も反映されている。祖業である一般化学品事業の再編を進める一方、成長領域での積極投資を継続。30年度までに投資予定の5,450億円も順調に進捗し、高収益型ビジネスモデルへの転換が進む。