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(6702) 富士通 純利益10倍の1717億円で過去最高益
(6702)富士通が発表した2026年3月期第1四半期(2025年4〜6月)の連結決算は、純利益が前年同期比917.8%増の1717億円となり、過去最高を更新した。主因は、保有していた新光電気工業の全株式を売却したことによる売却益1415億円の計上で、これが非継続事業からの利益として反映された。市場予想の259億円を大きく上回る結果となった。
売上収益は前年同期比1.2%減の7498億円だったが、主力のITサービス事業は国内市場を中心に堅調だった。営業利益は前年同期比111.9%増の351億円に達し、本業の収益力も改善している。サービスソリューション部門の調整後営業利益は478億円と、全体の利益成長を牽引した。
通期見通しは据え置きで、売上収益は前期比2.8%減の3兆4500億円、営業利益は同35.8%増の3600億円、最終利益は同77.4%増の3900億円を見込む。1株当たり利益は222.37円となる見通しだ。配当については中間15円、期末15円の年間30円を予定している。
今回の新光電気工業株の売却は、富士通が掲げる事業ポートフォリオ改革の一環であり、得られた資金は今後、クラウドやAIなど高収益なデジタルサービス領域への投資および株主還元に活用する方針だ。
売上収益は前年同期比1.2%減の7498億円だったが、主力のITサービス事業は国内市場を中心に堅調だった。営業利益は前年同期比111.9%増の351億円に達し、本業の収益力も改善している。サービスソリューション部門の調整後営業利益は478億円と、全体の利益成長を牽引した。
通期見通しは据え置きで、売上収益は前期比2.8%減の3兆4500億円、営業利益は同35.8%増の3600億円、最終利益は同77.4%増の3900億円を見込む。1株当たり利益は222.37円となる見通しだ。配当については中間15円、期末15円の年間30円を予定している。
今回の新光電気工業株の売却は、富士通が掲げる事業ポートフォリオ改革の一環であり、得られた資金は今後、クラウドやAIなど高収益なデジタルサービス領域への投資および株主還元に活用する方針だ。