米労働省が発表した11月30日までの1週間の新規失業保険申請件数(季節調整済み)は22万4000件となり、前週から9000件増加した。
市場予想を上回る伸びとなったものの、労働市場は依然として堅調さを維持している。4週間移動平均は21万8250件と、前週から750件の小幅な増加にとどまった。
失業保険継続受給者数は11月23日までの1週間で187万1000人となり、前週から2万5000人減少した。失業保険受給率は1.2%と、前週から0.1ポイント低下している。
労働市場の逼迫が続く中、企業の人員削減の動きは限定的だ。ただし、一部の産業では需要減少に伴う雇用調整の兆しも見られる。