注目銘柄

    注目銘柄 2024/11/12 14:26
    (6208) 石川製作所 続伸。海上自衛隊向けの91式機雷を生産
    石川製作所は、海上自衛隊向けの91式機雷の生産を継続している。91式機雷は、1980年代後半から開発が始まり、1991年に制式採用された国産の先進的な機雷だ。この機雷の特徴は、世界初の複合誘導型追尾上昇機雷という点にある。敵の水上艦や潜水艦を探知すると、海底から浮上しながら目標を追尾し、攻撃する能力を持つ。従来の上昇機雷と比べ、より高い命中精度を実現している。

    石川製作所は、防衛装備庁が開発した「K-RX1」をベースに、91式機雷の製造を担当している。同社は長年にわたり、この高度な防衛装備品の生産を手がけてきた。海上自衛隊は、91式機雷を主に航空機から中深度の海域に敷設し、敵艦艇の海峡通過や上陸阻止を目的として運用している。

    石川製作所が2025年3月期第2四半期(中間期)の連結業績を発表した。売上高は計画を下回ったものの、利益面では予想を大きく上回る結果となった。売上高は6,064百万円で、前回発表予想を10.8%下回った。これは当社および子会社の一部で案件が下期にずれ込んだことが主な要因だ。

    一方、利益面では予想を大幅に上回る結果となった。営業利益は319百万円(前回予想比59.7%増)、経常利益は309百万円(同63.0%増)、親会社株主に帰属する中間純利益は215百万円(同96.2%増)を計上した。原価率が改善したことによる。1株当たり中間純利益は33円84銭となり、前回予想の17円24銭を大きく上回った。

    前年同期と比較すると、売上高は5,877百万円から6,064百万円へと増加。利益面でも大幅な改善が見られ、営業利益は68百万円から319百万円へ、経常利益は69百万円から309百万円へ、親会社株主に帰属する中間純利益は38百万円から215百万円へ増加した。通期業績予想は変更しない。

株式情報更新 (12月12日)


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