注目銘柄

    注目銘柄 2024/2/15 10:10
    (6526) ソシオネクスト ・車載向け3ナノ車載プロセス「N3A」
    ・車載向け3ナノ車載プロセス「N3A」

     ソシオネクストは、TSMCの最新の3ナノ車載プロセス「N3A」を採用したADAS(先進運転支援システム)および自動運転向けのカスタムSoC(システム・オン・チップ)の開発に着手し、2026 年の量産開始を予定している。

    現行の3ナノテクノロジーである「N3E」は、前世代の5ナノテクノロジーである「N5」と比較して、同一電力で18%の速度向上、または同一速度で32%の電力削減が可能となっている。3ナノテクノロジーによるPPA(面積)の改善は、将来の電気自動車 (EV) 向けSoC開発にとって重要な要素となる。

    ソシオネクストは、TSMCの3ナノ車載プロセス「N3A」をサポートしてきた。TSMCは、車載向けだけではなく、消費者向けからデータセンターやネットワーク向けまで、幅広い用途の半導体製造におけるソシオネクストの重要なパートナーだ。

    ソシオネクストは、TSMCの早期の密接な協業により、最先端の「N3A」テクノロジーをベースとした高性能でエネルギー効率の高い車載向け製品を最初に提供できる。



    スマホ向け第2世代3ナノプロセス「N3E」

    スマホ業界では、アップルiPhone16シリーズ用A18と、iPhone16 Proシリーズ用A18 Proは、TSMCの第2世代3ナノプロセスである「N3E」で製造されると予想されている。「N3E」半導体製造数がウエハー換算で月産6万枚から10万枚に増加する見通しとされている。

    iPhone 16シリーズは生成AI、アップグレードされた4800万ピクセルのカメラ、より大きなディスプレイを備えると報じられている。

    「N3E」は、クアルコムの次期ハイエンド・システム・オン・チップ(SoC)にも搭載される見込みで、AMD、エヌビディア、インテルも3ナノプロセスでの半導体製造をTSMCに対して委託する見通し。複数の企業が半導体製造を委託することは、TSMCの3ナノプロセスの歩留まり率が向上し、製造コストが下がっているようだ。

    TSMCは2025年までに2ナノチップ生産を始めると予告しており、その最初の顧客はアップルとエヌビディアになるとも噂されている。ウェハー1枚当たりの価格は2万5000ドルで、3ナノより25%高いと予想されている。

株式情報更新 (5月15日)


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