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2023/6/2 10:41
(6502) 東芝 水電解装置でイリジウム使用量を1/10に削減
東芝は、水と電気から水素をつくる水電解装置の中核部品で高価な希少金属イリジウムの使用量を10分の1に減らした。イリジウムは、電解質が固体の固体高分子型の電極に必要だが、世界で年間約10トンしか生産されていない。東芝は、触媒の層と層の間に小さな隙間を作って、触媒の反応が効率よく進むようにし、イリジウムの使用量を減らした。装置の製造コストは水素の販売価格に転嫁されやすいため、すぐにでも実用化できる体制を整えた。
水電解装置には、固体高分子電解質膜(PEM)型とアルカリ型の2種類があり、東芝の水電解装置は、PEM型となっている。PEM型水電解装置は、水素製造効率が高く、耐久性にも優れている。再生可能エネルギーで、水を分解して得るグリーン水素は、25年ごろから本格的に実用化されると見られている。
水電解装置には、固体高分子電解質膜(PEM)型とアルカリ型の2種類があり、東芝の水電解装置は、PEM型となっている。PEM型水電解装置は、水素製造効率が高く、耐久性にも優れている。再生可能エネルギーで、水を分解して得るグリーン水素は、25年ごろから本格的に実用化されると見られている。