良品計画は民泊仲介大手の米Airbnb（エアビーアンドビー）と、遊休不動産の再開発に関する包括連携協定を締結した。今後の本格的なインバウンド旅行客の観光需要回復に備え、全国の空き家や遊休不動産、自治体所有の施設等を共同プロデュースする。エアビーアンドビーのホスト数は400万人で、世界中のほぼすべての国と地域にわたる約10万都市で、10億人を超えるゲストを迎えてきた。第一弾は、北海道清水町の移住体験住宅施設で、移住を促すために、広いワークスペースも確保する。

両社は、全国各地で社会問題化している空き家やシャッター商店街の空き店舗、日本の伝統住文化である古民家、地方自治体が所有する行政財産等の共同プロデュースを行い、不動産の価値を高め、再活性化を図る。アップサイクルした不動産を多様性に富む宿泊施設として観光コンテンツ化し、国内外のユーザーへの情報発信を実施する。リノベーション後は、家具、食器、調理器具、家電など無印良品の日用品を設置する。