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    2020/11/4 13:48
    (4188) 三菱ケミカルグループ 通期営業利益を97.1%下方修正 パーキンソン治療薬の減損損失や工場閉鎖を想定
    三菱ケミカルホールディングスは通期営業利益を1370億円から40億円と97.1%下方修正した。第2四半期にニューロダーム社が開発を進めるパーキンソン病治療薬の収益性が低下したことから減損損失845億円を計上。下期にもルーサイト・インターナショナル社のボーモンド工場閉鎖に伴う減損損失や費用の計上が想定されることから、下方修正した。

    また、2021年3月期第2四半期(4-9月)の営業利益は▲281億円となった(4-6月は66.1%減の237億円)。ニューロダーム社のパーキンソン病治療薬で減損損失を計上したことが影響した。

    セグメント別では、機能商品セグメントのコア営業利益は46.3%減の215億円(4-6月は49.1%減)。自動車用途を中心に需要が低迷し販売が減少した。

    ケミカルズのコア営業利益は▲146億円(4-6月は▲160億円)。MMAモノマーの市況上昇がみられるも前年より下落した。

    産業ガスのコア営業利益は19.6%減の356億円(4-6月は36.1%減)。国内外の需要が減退するも、4-6月より改善した。

    ヘルスケアのコア営業利益は30%増の134億円(4-6月は5%減)。新型コロナウイルスによる活動自粛などで販売費や研究開発費が減少した。

    三菱ケミカルホールディングスの株価は6.7円安の591円で推移している。

株式情報更新 (4月25日)


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