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    決算 2020/7/31 23:18
    (6925) ウシオ電機 4-6月の経常利益は89.1%減 通期は▲35億円~20億円を計画
    ウシオ電機の2021年3月期第1四半期(4-6月)の経常利益は89.1%減の3.25億円となった。

    セグメント別では、光源事業の利益は75.1%減の4.83億円。放電ランプでは、シネマプロジェクター用クセノンランプが全世界の映画館の約9割が休業するなどの影響を受けた。ハロゲンランプでは、OA機器の需要が減少した。

    光学装置事業の利益は30.2%減の0.77億円。液晶関連装置は投資一巡により販売が減少。車載やスマホ向けディスプレイ需要の回復の遅れや、人の移動制限などでプリント基板向け直描式露光装置の販売が減少した。

    映像装置事業の利益は▲12億円(前期は▲0.2億円)。シネマ分野では、デジタルシネマプロジェクター販売が映画館休業の影響で減少。一般分野では、アミューズメントパークなどの臨時休業やイベント自粛でプロジェクター販売が減少した。

    2021年3月期の業績予想を発表し、経常利益は▲35億円から20億円とした。各国の映画館やアミューズメントパークの本格再開が下期となる見通しで、シネマプロジェクター用クセノンランプや映像装置に大きな影響を見込む。半導体・電子部品やフラットパネルディスプレイ市場は堅調に推移。光学装置は各国の入国・移動制限で検収作業の遅れによる一部売上案件の先送りなどを想定する。

    また、固定費削減や紫外線殺菌・ウイルス不活化ユニットの早期製品化に取り組み、営業利益段階での黒字確保に努める。

    ウシオ電機の株価は50円安の1234円で推移している。

株式情報更新 (4月19日)


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