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    決算 2020/5/1 13:48
    (8031) 三井物産 20年3月期当期利益は5.5%減 21年3月期は54%減を計画 原油・ガス・鉄鉱石の価格下落を見込む
    三井物産の2020年3月期当期利益は5.5%減の3915億円となった。通期は8.6%増の4500億円を計画しており、計画を585億円下回った。

    金属資源の利益は9.6%増の1833億円。豪州鉄鉱石事業の鉄鉱石価格の上昇などが寄与した。

    機械・インフラの利益は11.6%増の875億円。二輪・四輪等の売上が増加した。

    化学品の利益は328%増の223億円。メタノール市況の下落や主力商品の価格下落で減益となるも、前期に計上した火災事故やメチオニン製造能力拡張計画の見直しによる損失がなくなったことが寄与した。

    エネルギーの利益は37.6%減の597億円。原油ガス価格の下落やLNGプロジェクトからの受取配当金の減少、原油価格の下落を反映した評価損の計上が影響した。

    生活産業の利益は11.8%減の320億円。創薬支援ファンドで医薬品開発の中止やブラジルの農産物事業での伯レアル安を主因とした農地などの公正価値下落などが影響した。

    2021年3月期は54%減の1800億円を計画する。新型コロナウイルスによる減少や、原油・ガス・鉄鉱石価格の下落を見込む。なお、業績予想は新型コロナウイルス感染拡大による影響が期後半より回復する前提としている。

    三井物産の株価は21円安の1493円で推移している。

株式情報更新 (5月18日)


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