ブイ・テクノロジーは3月通期売上を690億円から540億円、営業利益を105億円から57億円、純利益を63億円から31億円へ下方修正した。ブイテクはＦＰＤ（フラットパネルディスプレイ）製造装置・検査装置やフォトマスク製造装置・検査装置を手掛け、工場を持たないファブレス企業。新型肺炎の影響を強く受けており、日中間の出張禁止や現地従業員の自宅待機で販売計画を見直し、高利益率案件を含む2月と3月の中国案件の全てを来期へ先送りすることとなった。期末配当も80円から40円へ減配する。

第3四半期の4－12月売上は507億円で、営業利益は94億円。売上ベースでは第4四半期はわずかに33億円と急減速する。昨年8月には半導体検査装置のナノシステムを買収しており、事業領域を拡大する狙いがあったが、痛い洗礼を受けることになった。