株テーマ「バイオベンチャー」の9月18日時点の上昇トレンド銘柄をピックアップした。銘柄診断のトレンド分析で「上昇トレンド」となっている銘柄をピックアップしている。上昇トレンド銘柄数は先週の11銘柄から11銘柄と横ばいで推移した。25銘柄中11銘柄と約4割が上昇トレンドとなっている。

トランスジェニック、メディネット、総医研HDが上昇トレンドに転換した。ヘリオス、窪田製薬HD、プレシジョン・システム・サイエンスが下方トレンドに転換した。

また、サンバイオは5週連続で上昇トレンドが継続。新日本科学は4週連続で、ナノキャリア、UMNファーマ、タカラバイオ、ジャパン・ティッシュ・エンジニアリングは3週連続で上昇トレンドが継続している。


・2342トランスジェニック
・2370メディネット
・2385総医研HD
・2395新日本科学
・4571ナノキャリア
・4572カルナバイオサイエンス
・4582シンバイオ製薬
・4585UMNファーマ
・4592サンバイオ
・4974タカラバイオ
・7774ジャパン・ティッシュ・エンジニアリング


サンバイオは、9月2日、再生細胞薬SB623の外傷性脳損傷を対象とした第2相試験で良好な結果が発表された。日本では再生医療等製品に対する条件及び期限付承認制度を活用し、2020年1月期中の承認申請を目指している。

SB623の慢性期外傷性脳損傷と慢性期脳梗塞の開発状況を受け、既に70億円を調達している。日本市場に加え、欧米市場での販売需要を見越し、量産化能力向上と安定供給体制を確保するため、2024年1月までに段階的に充当する。4月に厚生労働省の先駆け審査指定制度の対象品目に指定されており、来年早々にも脳の再生細胞薬が登場する可能性が高まっている。


大学発のバイオベンチャーが育ち、創薬に至る企業が増えてきた。バイオテクノロジーは、バイオメトリックス、バイオディーゼルなど、医療以外でも注目分野。バイオベンチャー企業も多数。