会社計画は19年2月期も最高益更新だが、第1四半期にあたる2－5月決算で営業利益が31％減となって以来、株価は低迷している。まだ拡大路線を続けており、「ファッションセンターしまむら」の店舗数は1400店を超えているが、都内出店へ軸足を移しているとは言え、商圏の小さいロードサイド店は重荷になっているようだ。週末大幅安の直接の原因は8月既存店売上高が5.6％減と4ヶ月連続で前年割れとなったことだが、天候に左右される業界といっても、ネット通販拡大という構造要因もありそうだ。

通販サイトではＺＯＺＯタウンに出店し、楽天への出店も検討しているが、ネットに軸足を移すと、小規模な実店舗は悪影響を受けやすい。小売業でロードサイドビジネスが衰退した例は多く、業績下振れの可能性もありそうだ。財務体質は盤石だが、成長力に黄色信号。