スター精密は中間期経常利益を46億円から58億円と26.1％増、純利益を38億円から45億円と18.4％増に上方修正。通期経常利益を70億円から81億円と15.7％増、純利益を54億円から60億円と11.1％増に上方修正した。

特機事業が欧米市場で伸び悩んだものの、工作機械事業が欧州市場を中心に旺盛な需要が続いていることから増益となる見通し。

また、発行済み株式総数1.63％を自社株買い。60万株、10億円。取得期間は7月12日～9月20日。取得した全株式は9月28日に消却する。

さらに、特機事業の国内販売子会社を設立する。特機事業の小型プリンターでは、モバイルPOSの普及により国内のビジネス規模が拡大。消費税増税に伴う軽減税率の導入や2020年の東京オリンピックに向けたインバウンド需要などにより、更なる市場の拡大が見込まれるとしている。小型プリンター販売や周辺機器の取り扱い、ソフトウェアを含めたソリューションサービスを充実させる。