青森銀行は公募増資などで約116億円を調達する。増加が見込まれる貸出金などのリスクアセットと自己資本比率のバランスを取り、あらかじめ業容拡大に備えるとともに、新たなバーゼル規制を見据えて資本増強を行う。発行済み株式総数は14.6％増える見通し。

青森銀行は、中小企業向け貸出を中心に、積極的にリスクマネーを供給することで、地域経済の活性化の実現と収益の維持向上を図る。ICTの積極的な活用などにより業務効率化を進め、筋肉質な経営体質への変革による競争力の強化に取り組むとしている。

また、2017年3月末時点での自己資本比率は、連結で10.56％とバーゼル3の国内基準行の最低所要自己資本比率である4％を上回っており、健全性に問題ない水準となっている。