岐阜県可児市に新工場を建設し、環境対応車向け駆動・発電用モーターコアを生産する。ＥＶ普及で需要増に対応するため、70億円を投じ、平成31年2月に量産を開始する。2－7月売上は19.7％増の380億円、営業利益は77％増の12億6400万円、純利益は2.5倍の16億4400万円となった。純利益は繰り延べ税金資産の戻りが加味されている。車載・家電用モーターコアや車載・スマホ向け電子部品が好調に推移している。

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三井ハイテックのモーターコア製品は、金型の設計から製作までの一貫生産が特徴で、ＥＶには不可欠な製品。これまではほぼ全量を国内で生産していたが、年内にはカナダ新工場（投資額18億円）も稼働する予定で、数年内に100億円の売上を目指している。カナダ工場の地の利でテスラに供給するのではと言う観測も出ている。現在の納入先はトヨタ、日産自動車、ホンダで、日産新型リーフの投入も追い風になりそうだ。半導体リードフレームもスマホの好調に支えられ、工場はフル生産という。